中国語にある日本語による語根創成

更新于 2026年10月13日 版权声明
3.中国語にある日本語による語根創成

中国にある日本語による語根創成は、大きく三種類に分けられる。つまり、1、日本語が漢字で表す場合、漢字のままで中国の語根になるものが多い。2、カタカナつまり英語などの外来要素による日本語が中国に伝わった場合、音訳して中国語に定着するのが一般的である。3、平仮名と漢字の組合せの単語が中国語に伝わった場合、意味的要素による語根創成が普通である。では、語形と非語形の両面から考察してみる。

(1)語形(音的要素)による語根創成(別表 7)

カタカナ語つまり英語などの外来要素による日本語が中国語に伝わった場合、音訳して中国語に定着するのが一般的である。日本語の中の外来語が多いが、中国語に伝わって中国語の語根に定着するのはただ一例は「控」である。

「控」は中国の若者の話し言葉の中だけではなく、マスコミでも流行っている。

「控」は英語の complexから日本語のコンプレックスに転化し、日本語の縮約性によって、「コンプレックス」が「コン」になる。たとえば、「マザー·コンプレックス」が「マザコン」になる。「ファザコン」(ファーザー·コンプレックス)、「シスコン」[5](シスター·コンプレックス)、「ブラコン」[6](ブラザー·コンプレックス)などはその例である。

日本語の「コン」は中国語に伝わって、音的要素によって「控」という漢字語根に定着された。

「控」は、名詞の機能と動詞の機能を両方持っている。

①名詞の「控」は「~に対して抑えられない感情を持つ人」を指す。

例:恋母控、恋父控、萝莉控[7]、大叔控、御姐控[8]、正太控[9]格子控、流苏控、碎花控 など

②動詞の「控」は「~に対して抑えられない感情を持つ」の意味である。

例:—最近你控什么?

—控川菜。

「控」の動詞的機能は英語と日本語にはないことから、中国語の語根創成後に生まれたものと見られる。

(2)非語形(文字的要素、意味的要素)による語根創成

1.日本語の文字的要素による語根創成(別表8)

日本語の文字的要素そのまま中国語の語根に定着する例が多い。「系」、「風」、「萌」、「族」、「党」、「熱」、「宅」、「森」などがその例である。(別表8)。ここでは「宅」と「萌」について考察してみる。

「宅」、「萌」は中国語に定着した後、語の用法あるいは意味は日本語のと違ってくる。

1)「宅」――意味の移行

「宅」は日本語の「お宅」による語根である。

日本語の「お宅」はもともとは相手の家、または相手方の尊敬語である。20世紀80年代、日本のACG[10]のファンの間に流行っている。その時の「お宅」は、アニメ、漫画、ゲームに夢中になっている人のことを指す。現在はACGに夢中になって、それについて深く研究をした人を指す。マイナス的なニュアンスがない。

だが、中国の「宅」は「家に閉じこもり、ネットに依存し、現実の世界から離れる」という意味になる。用例は「宅男」、「宅女」、「军事宅」、「技术宅」。イメージ的には、明らかにマイナス的なところがある。

用法としては、中国語の「宅」は「名詞」、「形容詞」、「動詞」の用法がある。

①名詞の「宅」は家に閉じこもることである。

例:宅是一种文化。

②形容詞の「宅」は「家に閉じこもり、ネットに依存し、現実の世界に離れる」の形容または「現実の中の専門分野と家に閉じこもるとの調和」の形容である。

例:宅男、宅女

军事宅、技术宅(https://www.daowen.com)

③动词の「宅」は家に閉じこもる意味である。

例:今天在家里宅了一天。

以上から見ると、日本語の名詞の「宅」は中国語の「宅」に転化して、「名詞」「形容詞」「動詞」三つの品詞の性質を持つようになった。また、語の意味と語感も少し変化した。

2)「萌」――意味の拡大

形成過程:「燃え」→「もえ」(「燃え」「萌え」(形容詞))→「萌」(中国語)

「燃え」:熱血系のACG作品の中に、ある人はある作品を見て、熱血溢れる状態になる、ということを表すのに用いられる(一般的な熱血状態を指す)。

「萌え」:専ら美少女を主人公とするACGを見る時の熱血状態を指す。

日本語の「萌え」は独立の文として使われ、ほかの語との関連性があまり見られない。

一方、中国語の「萌」は草木などの芽が出るという意味の上、「かわいい」「幼い」といった意味が付加され、人々をかわいらしく、愛しく感じさせたり、興奮させたりするものはすべて「萌」で描写する。

中国語としての「萌」の用例:萌系、萌点、卖萌、萌物、天然萌

中国語の「萌」は名詞、形容詞、動詞の用法がある。

①名詞の「萌」はかわいいところの意味である。

例:卖萌

②形容詞の「萌」は可愛いの意味である。

例:这只小狗好萌啊!

③动词の「萌」は人をかわいらしく、愛しく感じさせたりする意味である。

例:她的话把我萌倒了。

以上から見ると、日本語の形容詞の「萌え」は中国語の「萌」に転化して、「名詞」「形容詞」「動詞」三つの品詞の性質を持つようになる。また、適用の対象の範囲はもとの美少女からすべてのかわいい物へと拡大していく。

2.日本語の意味的要素による語根創成(別表9)

日本語の意味的要素による語根創成は少ない。見付かった例はただ二つある。

1)中国語の語根の「娇」は「照れる」による語根である。意味も「照れる」の意味と大体同じである。

用例:傲娇(ツンデレ)[11](ツンツンとデレデレの組合せの略語)

病娇(ヤンデレ)[12](病み+デレ)

弱娇[13]

2)中国語の語根の「槽」は「突っ込み」の中国語訳「吐槽」の省略による語根である。用例:吐槽[14]、槽点[15]。

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