4.終わりに
ル形やタ形を取りにくいこと自体が、「-単一事象」自動詞がプロセス局面を持たない、言い換えれば、「-単一事象」自動詞が動作事象の完結点に出てきた結果の局面しかもたないことを示唆する。また、プロセス副詞と共起しないため、「-単一事象」自動詞がテイルを取っても、動作進行の意味が取れない。テイル形を取っても動作進行の意味が取れないことも、「-単一事象」自動詞がプロセスの局面を持たないことを示唆する。言い換えれば、「-単一事象」自動詞は動作事象の完結点に出てきた結果の局面しかもたない。
以上を用いて、第七章で提案した仮説を検証する。
注释
〔1〕前文脈でによってわかるが、本例文に現れない。