外国語の研修

外国語の研修

私は大学卒業後、上海国際海員クラブに配属されて、通訳の仕事を担当した。1974年10月、上司から上海外国語学院へ研修のために派遣された。学部の日本人専門家である大麻節子先生の推薦によって、学部責任者は私に研修と同時に大麻節子先生とご主人の大麻淳両先生の通訳を担当させた。私は卒業クラスの授業を受ける他に、1週間に2回ずつ、節子先生から日本語の個人指導を受けた。こうして、私と日本人の両先生との友好的な交流が始まった。(https://www.daowen.com)

節子先生は卒業クラスの教学を担当されていたので、随分忙しかった。しかし、私への指導もしっかりとされ、それも大変厳しかった。授業中、常に私に質問に答えさせたり、黒板に練習問題をやらせた。節子先生は個人指導の時も、非常に真面目に取り組まれた。先生自らが研修教材を選び、先に私に予習をさせて、それから文章の内容、構成、文法について細かく指導し、私の質問にも答えられた。また、私と特定テーマについても議論した。節子先生と淳先生はいつも自宅から何冊かの本を持ってきて、私に勉強をさせた。先生が教材を編集する時も、常に私に幾つかの質問をした。一区切りの文章を書き終えると、すぐに私に見せて、私の理解できない個所を説明された。ある時は幾つかの中国語の語彙、例えば、使役態と受動態の「讓、使、叫」などを私に提示させた。さらに先生は学部内で、私を先生の助手にするように要望した。私が通訳をしている時、誤りがあれば、普通はその場で正された。時には事後に誤りを指摘されることもあった。先生の心を込めた指導の下に、私の日本語レベルは目に見えて高まった。