《“给”字句的句法语义扩展研究》简介
《“给”字句的句法语义扩展研究》这本书是由李孟娟著创作的,《“给”字句的句法语义扩展研究》共有66章节
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目录
目 录 1 序章 1.1 本書の目的と基本的な立場 1.2 本書が依拠する認知言語学の考え方 1.3 コーパス 1.4 本書の構成 2 本動詞の“给”構文 2....
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1 序章
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1.1 本書の目的と基本的な立場
現代中国語には、“给”という形式を含むさまざまな構文が存在する。本書は、そのような構文の意味的特徴に関する記述を行うものである。 中国語の動詞“给”は、「与える...
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1.2 本書が依拠する認知言語学の考え方
本書は、動詞の意味的特徴に応じた分類として、認知言語学の構文意味論に基づいた構文の意味記述を試みる。認知言語学では、語のさまざまな用法を「構文」と捉える。本書に...
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1.3 コーパス
本書における“给”を含む用例は『中日対訳コーパス』と『北京大学CCLコーパス』を利用して得た。収集した用例は、まず構文の特徴から、本動詞の“给”構文、“V给”構...
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1.4 本書の構成
本書は全部で7章から構成されている。それぞれの章の内容は次のとおりである。 第1章では、本書の目的と基本的な立場を述べておく。また、本書が依拠する認知言語学の考...
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2 本動詞の“给”構文
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2.1 はじめに
本章は本動詞の“给”構文について考察する。プロトタイプの本動詞の“给”が構成する構文は、一般的には以下のような語順をもつ構文である。 (1)S给NP1NP2 张...
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2.2 プロトタイプとしての本動詞“给”
“给”の本動詞の用法は、次の例文(3)に示すように、“给”に後続する目的語はIOとDOの二項であり、二重目的語構文を構成する。構文の示す意味は「人間である主語が...
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2.3 本動詞“给”のメタファーによる拡張
「授与」というのは、もともと人間同士の間で行う物の遣り取りであるため、プロトタイプの“给”に関しても、主語とIOが共に人間であり、DOが具体物であるのが一般的で...
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2.3.1 DOが抽象物である場合
次のような用例は、いずれもDOが具体物ではなく、「時間」や「チャンス」「啓発」「感覚」「勇気」「パワー」など、抽象物を示すものである。 (15)因来访的人太多,...
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2.3.2 主語が人間ではない場合
プロトタイプの本動詞の“给”構文では、トラジェクターとしての参与者が人間であることが一般的である。これに対し、このタイプの“给”構文は、次の例文(24)―(27...
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2.3.3 IOが人間ではない場合
第2.3.2節では、主語は人間ではない場合を見てきたが、本節では、IOが人間ではない場合を見てみよう。 (29)农夫们给了土地充足的肥料。 [作例:自然度1.0...
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2.3.4 まとめ
以上では、プロトタイプの本動詞の“给”構文から拡張した二重目的語構文を見た。プロトタイプの“给”は、典型的には、主語とIOが人間であり、DOが具体物である。それ...
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2.4 文末に動詞を続ける場合
プロトタイプとしての“给”構文では、次の例文(33)に示すように、「主語+给+IO+DO」という順に現れるのが一般的である。 (33)张三给李四一本书。 [例文...
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2.5 IOが現れない場合
プロトタイプの二重他動詞の“给”構文では、一般的には、IOとDOの両方の存在が義務的である。しかしながら、構文前後の文脈からIOの指示対象が了解されている場合、...
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2.6 おわりに
以上では、プロトタイプの“给”構文、プロトタイプから拡張した“给”構文及び非典型的な“给”構文について考察した。 プロトタイプの本動詞“给”は、主語とIOは両方...
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3 “给”の品詞性
“给”は、本動詞としての用法をもつほか、ほかの動詞との組み合わせでさまざまな構文に現れる。これらの用法では、第2章で述べた「与える」という意味がほとんど失われて...
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3.1 従来の先行研究の考え方
钟(1959)は、中国語の“给”は元々他動詞であり、“V……给”構文や“V给”構文、“给……V”構文、“给V”構文(名詞句が省略される構文)の中の“给”は動詞か...
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3.2 本書の考え方
しかし、従来の先行研究の多くのように“给”を動詞、介詞、助詞との三つに分類することには、問題がある。まず、例文(15)のような動詞の直後の“给”(“V给”)は、...
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4 “V给”形式の二重目的語構文
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4.1 はじめに
本章では、“V给”構文について考察する。“V给”構文は、典型的に以下のような語順で現れる。 (1)S V给NP1NP2 我送给他一支铅笔。 私は彼に鉛筆を一本贈...
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4.2 二重他動詞による授与構文
中国語で二重目的語構文をとる動詞には、IOがDOの受け手となる「授与動詞」のほかにも、IOがDOの移動の起点となる「取得動詞」がある。例文(3)と例文(4)が「...
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4.3 「授与」の意味を持たない動詞の“V给”構文
第4.2節で触れたように、朱(1979)では、「授与」の意味を有する動詞は“V给”構文をとる。「取得」「製作」の意味を有する動詞はもともと「授与」の意味が含意さ...
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4.4 “V给”構文の拡張のプロセス
本節では、“V给”構文の拡張のプロセスとして、本動詞である二重他動詞の“给”構文の用法から、“给”以外の二重他動詞と融合し、「受け手が含意される」他動詞と結び付...
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4.5 おわりに
本章は“V给”形式の二重目的語構文を考察した。“V给”構文の成立条件として、自動詞や状態動詞はVを構成することができない。“给”のDOとしてIOに移動するような...
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5 “给……V”形式の二重目的語構文
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5.1 はじめに
本章は“给……V”形式を用いる二重目的語構文について考察する。この種の構文は一般的には、以下のような語順で現れる。 (1)S给NP1V NP2 我给他送了一份礼...
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5.2 “V给”構文と“给……V”構文
第4章で取り上げた“V给”形式の二重目的語構文は、基本的に物の授与構文であり、DOの表す事物がIOの表す受け手に向かって移動する。それに対し、“给……V”構文は...
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5.2.1 “给……V”構文に現れる二義性
本節では、“给……V”構文に起こる二義性を例にし、先行研究の論点をまとめながらこのような構文の意味的特徴を考察する。 朱(1979)は、中国語の動詞“借”がもつ...