終身雇用制度や年功序列という概念は、若い世代にとって意味を持たなくなってきています。1997年の山一證券倒産のような事例を見て、世の中の会社員たちは、会社が果たして終身雇用を保障してくれるのか疑問を持ち始めました。もしも雇用が保障されないのなら、企業に忠誠心を持つことは無意味になってしまいます。会社に依存できないのならば、自分のキャリアは自分自身で確立しなければなりません。これは、転職やMBAなどの学位取得によって、自分の将来を自分で守っていくべきということです。