2、対中輸入パソコン販売低迷と食品
安全問題が響き伸び率は鈍化
ウィンドウズビスタへの買い替えが進まずパソコンの販売が低迷し、パソコンのモニターなどに使用される小型液晶ディスプレイ(LCD)、プリンターなど電算機類の輸入が大幅に減少した。
「土用の丑」を前にして抗菌剤が検出されたウナギが消費者の買い控えを招いたことからウナギが減少、アサリ、ハマグリ、エビも減少した。また、ダンボール肉まん報道もあり、中国の食品安全に対する警戒感の高まりに伴い生鮮野菜の輸入が減少した。
日本市場で家計消費に占める衣料費支出の割合が低下しており、衣類・同付属品は微増にとどまった。
日本メーカーがコスト削減のため中国への生産移転を進展させていることから、普及品デジタルカメラやDVD機器などの映像記録・再生機器の輸入が増加した。中国はDVD機器の世界生産の8割を占めている。