1、対中輸出初めて1,000億ドルを突破好調な中国経済と原材料価格高騰が背景
世界的にパソコン、デジタル家電製品の多機能化・高度化が進展する中で、製品の心臓部となる半導体等電子部品(IC)、デジタルカメラなどの電気機器が増加した。
貿易総額で中国が米国を抜いて第1位に相互依存がさらに進展
富裕層や法人からの需要の多い3,000CC以上の高級車や大型SUVの輸出が好調であり、乗用車の輸出が増加した。また、本格生産に乗り出した日系自動車メーカーへ供給するため、自動車シートなどに使用されるポリウレタンや、自動車外板に使われる鋼板(亜鉛メッキ・冷延)、ディーゼルエンジン、駆動軸、ギアボックス、ステアリング、ブレーキなどの自動車関連の品目が増加した。
北京五輪開催を控えた建設ラッシュなどを背景に建設用・鉱山用機械などの一般機械が増加した。
原油価格高騰による価格上昇を受け、化学製品であるポリエステル繊維およびPET樹脂の原料となるパラキシレンの増加額が顕著であった。