国際開発協会(国际开发协会)

2、国際開発協会(国际开发协会)

英語名:International Development Association(IDA)国際開発協会(IDA)は、世界銀行グループの一員で、途上国の中でも特に貧しい国々を支援するために、国際復興開発銀行(IBRD)の姉妹機関として1960年9月に設立された国際融資機関である。日本は、設立当初から加盟している。

国際開発協会は、国際復興開発銀行と共通の使命・組織・スタッフのもと活動を推進し、その融資は貧しい国々の政府や公的・民間機関を対象とし、無利子で貸出期間も35~40年(うち据置期間10年)という極めて緩やかな条件で行われている。これらの融資対象国は、市場の条件で借入を行うことはほとんど(まったく)できないため、無利子で提供される本融資が極めて大きな役割を果たしている。

国際開発協会の資金は、借入国が推進する、生産性の向上、責任あるガバナンス、民間投資環境の整備、教育と医療に対する貧困層のアクセスの改善など「貧困削減戦略」の重要政策分野にあてられている。