国民年金(国民年金)

9、国民年金(国民年金)

基礎年金ともいわれ、国民皆年金制度により、20歳以上60歳未満の人は、すべて加入しなければならない公的年金のこと。

一定額の保険料を納めることにより、老齢、障害、死亡によって、その人や家族の生活が脅かされないように保障する制度の一つである。

国民年金の加入者(被保険者)には、個人で保険料を納入する第1号被保険者(自営業、農林漁業、自由業、学生など)、給料から天引きされる第2号被保険者(厚生年金、共済年金に加入している会社員、公務員など)、届け出をすれば、個人で納める必要はない第3号被保険者(第2号の配偶者)がある。また、学生特例納付制度や国民年金猶予制度などが設けられている。

高齢者(年金受給者)の比率の上昇と運用利回りの低下で公的年金の財政状況は悪化し、2004年には保険料の段階的引き上げや年金額水準の調整などの改正が行われた。