セーフガード(紧急进口限制)
2025年10月24日
14、セーフガード(紧急进口限制)
輸入急増による国内産業への悪影響を防ぐためにWTO協定で認められている緊急輸入制限措置のこと。農産物を含むモノ全般を対象とした「一般セーフガード(SG)」と、ウルグアイ・ラウンドで関税化された農産物だけに適用される「特別セーフガード(SSG)」の2種類がある。
「一般セーフガード(SG)」は、国内産業に重大な損害が生じる場合に限り認められるもので、調査に時間がかかり、利害関係国に補償措置をとるよう努力しなければならない等の条件がついているのに対し、「特別セーフガード(SSG)」は、定められた基準を超えた輸入の急増や輸入価格の低落時に自動的に発動することができ、輸出国が対抗措置をとることができないのが特徴である。
なお、特別セーフガードに関して、開発途上国のみに認め、先進国は撤廃すべきという議論があるが、2004年に合意された農業モダリティの枠組みでは、先進国に対する特別セーフガードの扱いについて「今後の交渉の対象とする」こととされた。また、開発途上国に対しては、新たに特別セーフガード措置(SSM)が措置されることとされた。
Minimum Access : MA
Safeguard