フリーター(自由职业者)

16、フリーター(自由职业者)

フリーアルバイターを省略した和製造語のことで、厚生労働省は、学生や既婚の女性、家事手伝いを除く15歳~34歳でアルバイト・パートをしている人や、そのような仕事を希望する人をフリーターとして数えている。また、類義語にニートと呼ばれるものがあるが、フリーターとの大きな違いは、働く意思があるということが挙げられる。

一見、高校~大学を卒業した若者に多く見られそうだが、実は25歳~34歳の年長者が占める割合が高くなっており、その理由として、大学卒業時に「就職氷河期」のため、正社員になれず、やむを得ずフリーターになったが、景気が回復しても「年長フリーター」となっているというケースが多いようだ。また、某民間シンクタンクの予想では、2021年ごろには35歳以上のフリーターが200万人を超えると予想しているそうだ。

ちなみに、1980年代後半に大手就職情報誌がアルバイト雑誌を宣伝する際、TVCMで「フリーター」という言葉を使用したことから流行し、現在のように定着したとされている。