6、ベトナム・インドでの生産拡大意欲は持続(保持在越南・印度扩大生产的积极性)
~ベトナム・インドで事業規模の拡大を図る機能(2)~
●「チャイナ+1」の進出先として、引き続き注目を集めるベトナム
ここ数年ベトナムやインドで比率を高めてきた生産機能の拡大志向は、今年度は総じて横這いとなった。業種別には、ベトナムでは、「電気機械」などの機械類や、素材関連など比較的多岐に渡っているのに対し、インドでは自動車関連、「化学」が多くを占めている。両国とも現時点では汎用品の生産拡大が中心となっており、特にベトナムは8.4%で、中国(30.4%)、タイ(11.3%)に次ぐ水準にある。中国では人件費の上昇などから、生産拡大志向が鈍化するなか、同国に続く生産拠点として従来どおりプレゼンスを維持している。