5、ベトナム・インドで強まる販売拡大意欲(积极扩大在越南・印度的
销售)
~ベトナム・インドで事業規模の拡大を図る機能(1)~
●現地市場開拓に向けた動きが顕在化
ベトナム・インドでは販売機能の拡大意欲が一段と強まっている。特にインドで販売機能の拡大方針を採る企業の比率は全体の2割近くに達しており、中国(58.3%)、米国(25.3%)に次ぐ第3位にまで浮上している(昨年度は第5位)。ベトナムでの販売機能の拡大意欲も着実に増加しており、3年前の2倍以上に達している。販売機能を拡大する業種としては、ベトナムでは「商社・卸売」のほか、機械類、「飲食料品」が上位を占めており、インドでは、機械類、「商社・卸売」、「化学」の比率が高い。さらにインドでは製造業や「商社・卸売」を中心に物流機能拡大を志向する企業が増加しているほか、現地向け仕様変更を目的とした研究開発機能の拡大傾向も強まっており、現地市場開拓に向けた動きが徐々に顕在化している。